古着には古着独自の魅力があります。
個性的な見た目、使い古された感によるオシャレさ、人と被らないデザインなどがそれです。
また。古着の持つ持続可能性や個性的な見た目によって、世界中で人気が高まるにつれ、
芸能人や著名人の着用者が増え、古着の価値がどんどん上がっています。
「価値が上がっている」と聞けば、ファッションとしてのみ使うのではなく、
「持っていれば良いことあるかも?」と考える方もいるでしょう。
しかし古着を選ぶ際、気を付けなければならないポイントがあり注意が必要です。
本記事では「古着を買う際に、チェックすべきポイント」をご紹介し、古着を選ぶ際のポイントやコツや、
注意しなければならない点を見極める”コツ”をご紹介したいと思います。
古着を選ぶときに注意すべきポイント
古着には古着にしかない魅力がありますが、
新品の服を買うときとは違い、注意して確認すべきポイントがあります。
①脇の黒ずみ、黄ばみ
「服の黒ずみ、黄ばみ」がある服は避けましょう。
小さい穴や袖のほつれなどは、人によっては許容できる場合がありますが、
脇の汚れを許容するのは難しいでしょう。
脇の汚れは簡単には落ちません。
脇の汚れは着色汚れなので、漂白剤の一日つけ置きをしても汚れが落ちない時もあります。
漂白剤に漬けると古着自体の色も落ちますし、生地も傷むため、本来であれば使いたくありません。
ですので、古着を選ぶ際は脇を必ずチェックし、
その品がどれほど気に入っても、脇が汚れていたら、その汚れはもう落ちないものとあきらめましょう。
②首元の汚れ、よれ、ほつれ
首元のコンディションの良し悪しも、古着を選ぶ際に注意しなければいけないポイントです。
首元は痛むのが特に早い箇所です。
例えばTシャツの場合、小さい穴に頭を通すため、首元はどうしても生地が伸びたり、ほつれが出たりしがちです。
また、首は汗をかきやすいため生地が傷んだり、黒ずんだりしがちです。
比較的新しい年代の服は、首の部分が伸びないよう補強してあることが多いですが、
ビンテージの場合はそうではないことが多いので、なおさら痛みは早いです。
首元がよれていたり、黒ずんでいると、見た目にもあまり恰好良くはありません。
古着を選ぶ際は、特に首元のよれや黒ずみなどを注意して見るようにしましょう。
③穴の有無
古着には結構な頻度で穴が存在しています。
古着には当たり前に穴が存在しているため、小さい穴であれば気にしないのも手ですが、
許容できないほど大きな穴がある場合もあるので、しっかり確認するようにしましょう。
穴は、特に脇と胴の縫い目あたりに多く存在します。
そして、穴は目線を服に対して正面に見ないと中々見つけられません。
少しでも斜めから見ると見えなくなります。
気に入った古着を見つけたら、古着を目の前に持ってきて全体を見るて、穴の有無を確認しましょう。
④袖の痛み、ほつれ
シャツの袖、ニットのリブは最も傷みやすい部分です。
事実、古着では袖が傷んでいるものを数多く見かけます。
袖が傷んでいると商品価値がグッと下がってしまうため、
筆者自身、袖は必ず見るポイントです。
⑤生地が薄くなっていないか
生地は経年により薄くなる傾向があります。
生地があまりに薄いと、買ってもあまり着られず、寿命が短いため買うのはおすすめしません。
古着界隈ではUSA製が人気ですが、人気の理由は丈夫なUSAコットンを使用しており、生地自体も厚いため、
製造から二・三十年経った物でも、何の問題もなく着られます。
当店では、生地が厚く丈夫な生地の商品を選別しております。
⑥古着のすべてをチェックする
古着というものは最初からトラブルがあるものとお考え下さい。
シミがあったり、小穴があったり、毛玉があったり等は当たり前。
そういった傷みを許容できるほどの魅力があるのが「古着」ですが、あまりに目立つ汚れの古着を着ていると、ファッション以前の問題で、
ただの汚い人になってしまいます。
全体的に商品を見て、自分がその痛みを許容できるかどうか、その判断を必ずしましょう。
⑦偽物は避けたい
最近では、著名人が古着を着て宣伝することで、その古着の人気や価値が上がる傾向があり、
それにあやかって偽物を作る人間が少なからずいます。
偽物のクオリティも上がってきている中で、本物と偽物を見分けるのは知識が必要になります。
商品が偽物だと知らずに売ってしまっているお店も数多く見受けられます。
しかし偽物だからといって、その古着が「価値が無い」とは必ずしも言えないのが、古着の奥の深いところ。
古着はデザインありきなところもありますし、元は偽物だった古着が、巡り巡って、何かの拍子に価値を持つこともあります。
それは余談で、そういう偽物からオリジナルに至った商品の例は多くはありません。
ですので、目当ての古着を購入する際は、そのの商品のブランドのタグが本物かどうかを良く調べておき、
本物のタグの写真を撮っておいて、その場で見比べておくのをおススメします。
当店の商品はオリジナルの商品を選別して販売しております。
古着の選び方のまとめ
古着を買う際は以下の点に注意しましょう。
①脇に黒ずみ黄ばみが無いか、必ずチェック
②首元は汚れていないか
③穴は空いていないか
④袖は痛んでいないか
⑤生地は薄くなっていないか
⑥古着全体をチェックしたか
⑦偽物ではないか
古着には最近の大量生産品にはない十分なクオリティや個性、デザイン性があります。
古着を選ぶときは楽しく、自分のセンスが存分に発揮できる場でもあります。
しっかり良い古着を選んで、楽しい古着ライフを送りましょう!